自分の手で実験してみよう!
2月がもうすぐ終わります。陽気も徐々に春を感じさせる日差しになりつつあります。花粉も気になりますね…
受験生は入試本番まで残り数日となり、今日は受験前最後の過去問演習会で脳に汗をかいています。ひとりひとりの集中力が非常に高まっているのを感じます。この努力がよい結果につながると信じて勉強するのみです。
さて、いま理科と社会は記述問題が増えていて、単純に用語を覚えるだけではなかなか点数につながらなくなっています。
特に理科は実験の内容をもとに出題されることが多いため、実際に器具を扱った経験の有無で解答を読んだ時の納得具合にも大きな差があるように感じています。
昨今、集団での活動に制限がかかりやすい状況があり、学校でも予定していた実験ができずじまいということもあるようです。だからといって個人でやる場合、理科の実験は火を使ったり、普段見慣れない薬品が出てきたりと、挑戦するには少々敷居が高いようにも思われます。
そこで、一般的な道具立てでできるものなら教室でできないだろうかと工夫してみることにしました。
図書館で調べたり、動画で手順を確認したりして、安全でわかりやすい手順にして、かつ、記述問題に出やすそうな範囲の実験を自分の手でやってもらおうと思っています。
ところで、実験というとわたしが一番興味があるのは、「なぜそれをしてはいけないのか」ということです。
それを目で見て知ることで、解答の意味を、より実践的に理解できるように感じています。
つまり、失敗例を安全に体験し、「うまくいかないパターン」を知る実験をしようという挑戦です。
幸いにもいまでは様々な実験動画があり、成功例と失敗例のどちらも調べることができて、安全への配慮も丁寧に説明があります。それを見れば十分という方も多いかもしれませんが、やってみれば一回で納得するし、なにより実験は楽しい。
結果として理科が面白いと思ってもらえれば、理科好きのわたしとしてもうれしい限りです。勉強というと難しく感じますが、もともとは好奇心がはじまりだと思っています。ひとつひとつの出来事に対する素直な「なぜ?」を忘れずに学んでいけたら幸せですね。知識が増えれば知恵も高まり、小さかった夢はどんどん膨らんでいくはずです!大きな未来を掴むための小さな実験です。
そして、実験のあとはしっかりテキストに向き合っていただきます!