もうすぐ6月です/IT学習について
各学校で分散登校が始まり、学生のみなさんにやっと学校生活が戻ってきます。
自習で苦労した分、授業のありがたみとその授業を作っている先生のご努力に気づいたり、思ったより自力で学んだ内容が通用することを知って自信を深めたり。
2か月に渡って24時間をフルに自律して過ごした経験はなにものにも代えがたい貴重なものです。いままでは学校があるから考えずに済んだ部分も自分の頭で計画して実行する力が増したはずです。せっかく付けた力です。無駄にせず、より魅力的な明日がデザインできるよう、刻一刻、考えを巡らせて過ごしていきたいものです。常に自分に「さて、次はどうする?」と問いかけ続けていきましょう。
6月からの学校生活が充実したものになりますように。
さて、当塾では4、5月中、予習を強めに勉強を進めていました。その際、茨城県が用意している「いばらきオンラインスタディ」やその他のIT教材を利用して、できるだけ自力で机に向かう姿勢が作れるよう配慮しました。
ある程度の内容が自習できたところでチェックテストをするようにし、進捗を確認しましたところ、興味深い発見もありました。
一例として、数学は予習の内容でも自習が進みやすい、ということがあります。
人間はもともと頭を使いたい生き物だからなのでしょうか。考えないとできない未知の領域には多くの生徒さんがスッと集中できていました。それも既習領域の復習より長い時間です。飽きずに、という表現がぴったり。
パソコン、スマホで勉強がさらさら進む様子には新しい時代の到来を強く感じます。生徒さんは決して勉強が嫌いなわけじゃなくて、誤った思い込みのバイアスがかかっていたり、勉強部屋にベッドがあったり、周囲の状況に問題があって勉強に飛び込めないだけなのかもしれません。
わたしたちはそういった誘惑に駆られずに済むよう、環境を整備して生徒さんを迎えられるよう準備しています。
まだしばらくは社会全体で健康を守る行動も必要です。マスク、手洗い、消毒など、基本に忠実に、安全な距離を保ちつつ学力向上のお手伝いを続けていきたいと思います。