午後の過ごし方が気になる話
今年も残すところあと数日となりました。
年明けから入試がはじまる受験生のみなさんにとっては直前期です。
冬休みも毎日勉強で、年末年始を楽しむ余裕はないかもしれません。
学校がお休みなので、自分の勉強を進めるにはもってこいですが、先日、生徒さんから「午前中にがんばって勉強すると、午後から眠くなるから効率が悪い気がする」という話がありました。
たしかに、丸一日勉強しようと思って朝から頑張ったのに午後から失速するとがっかりするかもしれません。
しかし、午前中にしっかりがんばれたら午後は少しゆっくり過ごした方が実は効率がよいようです。
丸一日やると満足感は高いのですが、実際の効果よりも疲労の蓄積が気になります。
午前中は全力で勉強し、午後はゆっくり好きなことをしたり昼寝をしたりして過ごし、夜になったらもう一度気合いを入れる、というペースの方が次の日に持ち越す疲れもなく勉強を継続できます。
受ける試験のジャンルによっては常に丸一日の努力が求められるような場面もあるのかもしれませんが、通常の受験であれば、お休みの日は午前中と夜の二部制がお勧めです。
なにより、昼間に自分の時間が取れるので、勉強ばかりしているという辛さを感じずに済むところが利点です。
勉強は大変だったけど、受験生時代はそれなりに楽しかったと回想する方々は大体そんな感じで日常を過ごしている印象があります。
実際には午後も丸々お休みではなく、記憶漏れのチェックや学習計画の見直し、受験情報のチェックなどなにかしら勉強にまつわる情報に触れてはいるのですが、机に向かわずに過ごす時間があることで気持ちを落ち着けていたのでしょう。
この教室に通う受験生のみなさんも勉強漬けの日々を自分なりに有意義に過ごせるよう工夫しているようです。
そういった息抜きも含めて、お家の方のフォローがしっかりしているのだろうなと想像されます。
とはいえ、お正月はどうしても気が緩みがちなので、生徒さんたちには年末年始にも宿題を出しますよと宣言してありますし、保護者のみなさんにもそのことを伝えて、声掛けをお願いしているところです。
私立高校入試まではあとほんの数週間、県立高校入試までも約2か月です。
最良の結果を手にできるよう、スタッフ一同、気を抜かずにお手伝いしていきます。